プログラムレポート
プログラムレポート①「マインド醸成」

5月27日(月)にSUIKO WORK CAMPにて、「アトツギベンチャーキャンプ」初回のプログラムを実施しました!講師には株式会社イミカ代表取締役の原田博一さんをお招きし、これからの土台となる「マインド醸成」について学びました!

会場にはアトツギ17人と鳥取銀行のメンバーが13名、加えてサポーター約10名が参加し、盛りあがりました!

はじめは、鳥取銀行ふるさと振興本部の松本よりご挨拶させて頂きました。

松本:当初予定していた15名を超えて17名参加頂いたことにも、期待の高さが伺えます。メンターの4名、講師の原田さんもご参加頂きありがとうございます。このプロジェクトは本当に一気に進んだなという印象です。プロデューサーの安川を中心に、ものすごい熱量が生まれてきている気がします。時に厳しく、励ましながら実施していけたらと思います!6ヶ月間よろしくお願いします。

次にこの「アトツギベンチャーキャンプ」のCredo(クレド)について共有!
プロジェジェクトに関わるメンバー達と、皆で大切にしていきたい想いについて共有しました。必要だと感じた内容があれば、これから柔軟に付け加えていきます。

原田さん:この動画を知っていますか?知らないみたいなので、動画を見せながら紹介しますね。最初の53秒の間にどんな変化が起こったか?数えてみてください。

出典:https://www.youtube.com › watchTest Your Awareness : Whodunnit? – YouTube
Test Your Awareness Whodunnit?(皆さんもトライしてみてください‼︎)

原田さん:隣の人と話し合ってみてください!…実はこの動画の中で21個も変化がありました。スタジオ全体を写すカメラで確認していきます。実質的には総取っ替え。死体の衣装が変わったと思ったかもしれないが、死体役の人そのものが変わっていたりします。

原田さん:人間の視野は200度と言われています。でも、本を読んだり何か作業をしていると、視野というのは意識によってすごく狭められてしまいます。

原田さん:今日一番大切にしたい言葉は、「自覚」という言葉。200度見えているわけではなく、自覚しないと見えていないということを意識しないといけない。自分の外のこともだけど、自分自身に対してもそうなんです。自覚することは自分にとって痛みを伴いますが、重要です。今日はそのためのヒントになることをお話しできたらと思います。

原田さん:ビジネス系の研修では、論理的な思考が強調される傾向にあります。ある時は、有名な人の言葉とか、学者の人とか。でも、今大切だと言われていることは、包括的・直感的に自覚するという考え方です。

原田さん:私は理系の大学に進学した後、ソフトウェア製品の開発者をしていました。色々な研究をする中で、定性調査に出会いました。富士通総研に配属された時に、関わるようになりました。「使いにくいシステム=大変」、性能が良いか悪いかを抜きにして、お客様という企業がどういうことを大切にして仕事をしているかという文化を捉えることを大切にしました。そこから、社員教育をしてくれとか依頼を受けるようになり、会社名でもある「イミカ」=「意味化」が誕生しました。本質的なことをいかに分かりやすくするかということを仕事にしています。

原田さん:上の写真が私がプロジェクトを成功させるために必要だと考えているCADモデルです。まちづくりや新規事業開発等の場に参加して感じることは、真ん中(ArtThinkig)が抜けることがとても多いということ。真ん中が抜けてしまうと、「要するになんなのか?」という問いが作れない。せっかく何かしようとメンバーが集まっても、共通理解や共感がないままでバラバラに考えて動いてしまうということがあります。

原田さん:ここでミンツバーグさんという面白い人を紹介します。この人はMBAのやり方を批判的に見る人です。では、なぜ叩くのか?それは、経営にとって必要なのは、「経験に基づく何か」と「科学的に基づく何か」「直感的に基づく何か」の3つをバランスよく進めていくことだと考えるからです。一人で全能的に出来れば、パーフェクト。でもそれはほぼ無理で、全員でバランスを整えたことで進めていくのが大切だと考えるためです。

原田さん:この3つのバランスが上手く整っている例が、アップル・JR九州です。
JR九州では、水戸岡鋭治さんが、外部でアートを担っています。そこに、JR九州の経営者がScienceやCraftを担当する構造になっていて。デザイン性のある駅舎や列車が生まれてくるのです。Bottomにデザイナーがいても意味がない。「Artを持っている人=ビジョンを作るのが得意、経験豊富な方=実物を、科学的な人=秩序を」

皆さんはどこの分野が得意ですか?得意が別分野にあるけど、立場上その分野を取らざるを得ないなどありますが、3つの視点を社員の方々と補い合うことも考えていきましょう。

原田さん:今日は皆さんの中で対話をしてほしいし、ワークをしてほしいと思っています。
ここで、時間的展望という考え方を紹介します!

例えば、皆さんが異業種交流会で初めて会う人と話をするとします、この時に一番おすすめな話し方はこの順番です。
①今何をしていますか?
②過去に何をしてきましたか?
③将来どんなことを構想されていますか?
④ところで、その未来に向かって何か始めていますか?今されていることは何ですか?

原田さん:ここ、つまり「今」で終わることがとても大切です。
そうすることで、次の一歩をすぐにデザインすることができます。
時間的展望は、過去から未来を構想し、未来から今を方向づけ、現在を考えることが効果的だという考え方です。

原田さん:こうして、今→過去→未来→今を考えることで、「困難・ギャップ」が見えてきます。これから皆さんの事業について、考えてみましょう!アトツギと銀行員で2人1組のペアを作って、ヒアリングしてみましょう。

1階と2階、各グループに分かれてワークを行いました!

原田さん:実はインタビューをするときに、1階と2階で特徴がありました。テーブルを挟んで向かい合っているかどうか、立って話しているか?などそれぞれに特徴がありました。話す時のコツとして、90度の関係というものがあって、対面だと圧迫感を与えてしまうから相手の横にたつ。

原田さん:ワークで見えてきたことは、皆さん一人一人の持つ価値観です。この価値観を深く理解し、社内全体に共有していくということが大切だと思います。

最後は参加者同士で、1分間自己紹介を行いました‼︎^^
皆さんの「アトツギベンチャーキャンプ」に懸ける想いや可能性に本当にワクワクします!

これから加速していくプロジェクトをお楽しみに!!!

 

writer:岩田直樹(公立鳥取環境大学修士2年)

岐阜県瑞穂市出身。公立鳥取環境大学院修士2年、マーケティング専攻
大学1年生の時に「起業部」を立ち上げ、鳥取の中心市街地でイベント企画や地元企業と連携した商品開発をしていたところ、鳥取市用瀬町の住人から声をかけてもらい、3年前から「もちがせ週末住人」と名乗り活動を始める。町のありのままの暮らしに、「週末」だけでも「住人」として関わらせてもらう中で、自分たちの同世代にとって大きな気付きがあると感じ、2017年1月に「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」を、2017年10月に「体験と民泊 暮らしの旅人」をオープン。地域と同世代を繋ぐ拠点として、様々な挑戦をプロデュースしている。「若者×地域の可能性」をテーマに、若者×地元住人の団体「もちがせコミュニティまちづくり」の立ち上げや、日本財団×鳥取県が主催する「高校生旅行社」の運営、総務省が主催して行なっている「ふるさワーキングホリデー」の受け入れなどを行う。

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